40代からの絶対に知っておきたい健康知識

40代からは自分の健康は自分で守る!

心の健康について②

今回は「心の健康」の中でも家族関係においてストレスを受けるケースについてです。

まずは、家族とはいっても他人になるので人間関係の問題が発生します。

(夫婦間、親子間、嫁姑間など)

生活の多くの時間を共にする家族との人間関係がストレスの原因になると、逃げ場がなくなるため、ストレスはより大きくなることが予想されます。

家族関係でのストレスを考える場合に、心理学の「エゴグラム」という分析方法が有効ですので紹介します。

この分析方法では、私たち一人一人の中に、性格の異なる特徴的な「5人の私」が存在すると

考えます。

私たちは、この「5人の私」を無意識のうちに使い分けており、人と接する時には、そのうちの誰かが表に現れていると考えます。

 

5人の私は以下の分類で考えます。

1、批判的な親の私
責任感が強く、高い理想を持つ。ルールに厳しく、“べき思考”の発言が多い。相手を下に見て、批判的な態度をとることがある

口グセは「〜すべき」「〜しなければいけない」「私の意見は〜です」など

 

2、保護的な親の私
面倒見がよく、思いやりのある言動ができる。相手に共感し、寄り添うことが得意。強く表れると過干渉、おせっかいに

口グセは「大変でしたね」「頑張りましたね」「つらかったでしょう」など

 

3、大人の私
現実的、客観的な判断をする。コミュニケーションをとるときも感情的にならず、合理的な意見を冷静に伝えることができる

口グセは「問題点は何ですか?」「今は何をするのが賢明でしょうか」など

 

4、自由な子どもの私
自分の感情に素直で、無邪気で自由奔放。衝動的、感情的でもあるため、度が過ぎると周囲とトラブルになることもある

口グセは「すごい」「うれしい」「きれい」「きらい」「いやだ」など
 
5、順応する子どもの私
従順でがまん強い。他人の評価を気にしがち。自分の意見を言わず、相手に合わせてしまう。へりくだり気味な発言も多い

口グセは
「私が悪い」「どう思う?」「どちらでもいい」「私なんか」など

 

以上を念頭に置きながら、まずはストレスを感じる相手とコミュニケーションをとっているときに、自分と相手がそれぞれ「5人の私」のどの私として振る舞っているのか考えてみましょう。

ストレスを感じる関係の場合は、この「5人の私」が常にお互いに同じ状態であることが考えられます。

ですので、ここで違う私として接してみることで関係性が良くなるケースもあります。

相手、シチュエーションによって「5人の私」を使い分けてみることを是非意識してみてください。

 

次回は、「心の健康」の家族関係におけるもう一つのストレス要因について考えてみます。

 

※このブログはすべて私個人の見解です。