疲れ・だるさについて
今回は、前回の体の不調の中でほとんどの人が感じている
「疲れ」「だるさ」
について説明していきます。
「疲れ」「だるさ」
には、大きく分けて2つの原因があります。
1肉体的な疲れ・だるさ
これについては、乳酸などの疲労物質の蓄積で生じる場合が多いです。
乳酸が溜まった状態が続くと、筋肉が上手く動かなくなり、張り・疲労感・だるさといった症状が現れてきます。
また、サルコペニアといって加齢とともに筋肉量は減少していきます。筋肉が減少することで、少しの運動でもより疲れを感じてしまうことになります。
2精神的な疲れ・だるさ
これについては、精神的に緊張した状態が続くことで生じる場合が多いです。
会社や家庭での人間関係やお金関係などの悩みによって、ストレスを感じることで
これらが疲れ・だるさにつながります。
これらのように原因がある程度わかっている場合は、それに対しての対処を行なっていきます。
対処としては、
まずは「生活習慣の見直し」、
次に「サプリメントで必要な栄養の摂取」となります。
生活習慣の見直し
1、睡眠
体の疲れ・だるさを感じる原因の一つとして、自律神経の乱れがありますが、
この自律神経を正常な状態に戻すのには、睡眠が重要になります。
また、睡眠には疲労を回復し、ストレスを解消する働きがあります。
下記が良い睡眠のために必要なことになります。
・寝る3時間前までに食事は終わられせておく
→できるだけ消化を終えて寝るようにする
・体温より約1度程度高いぬるめのお風呂に入る
→人は眠る過程で約1度体温が低下し、この体温変化の過程で深い眠りに入ります。
また、浴槽につかることで血行が良くなり、筋肉の緊張がトレ、リラックス効果もあります。
時間がある人は、以下の「健康づくりのための睡眠指針2014」を参考に読んでみてください。
2、栄養
栄養バランスの良い食事を心がけましょう。
足りない栄養については、サプリメントで補うことをお勧めします。
特に、糖質に代謝に関連するビタミンB1・B2や、疲労回復に効果があるイミダペプチド、
運動能力に関連するカルシウム・鉄分は意識して摂取することが望ましいです。
3、運動
適度な運動には、疲労の原因物資である乳酸を排出する効果が期待できます。
中でも、有酸素運動(ウォーキングやジョギング)は手軽にできるのでお勧めです。
また、運動にはストレス解消効果も期待できますので、最近運動していないと感じている人は
積極的に取り組むようにしましょう。
そして、これらの日常で実施したことをしっかり記録しておくことをお勧めしております。
これは後で振り返ることで、何が原因で疲労・だるさを感じているのかを把握することが可能になるからです。
睡眠が原因なのか?
栄養(食事)が原因なのか?
運動不足が原因なのか?
原因は日常生活によることが多いので、是非定期的に見直しをしてみてください。
サプリメントで必要な栄養の摂取
普段の栄養摂取以外に、疲労・だるさを感じている場合は、その対策用に栄養を摂取することをお勧めします。
以下の栄養については、普段の食事からの摂取が不足しがちな場合は、サプリメントに
より補ってあげましょう。
ビタミンB1
糖質をエネルギーに変える働き。
筋肉や神経の疲れを和らげる働き。
≪普段の食事で多く含まれるもの≫豚肉、玄米、うなぎ
ビタミンB2
脂質をエネルギーに変える働き。
≪普段の食事で多く含まれるもの≫卵、納豆、牛乳、ほうれん草、レバー
ビタミンB6
タンパク質をエネルギーに変える働き。
中枢神経を正常に保つ働き。
≪普段の食事で多く含まれるもの≫魚(まぐろなど)、鶏肉、レバー、バナナ
ビタミンB12
タンパク質や脂質をエネルギーに変える働き。
神経機能を正常に保つ働き。
≪普段の食事で多く含まれるもの≫レバー、魚(にしんなど)、貝(牡蠣など)、チーズ
ビタミンC
エネルギーをつくる働き。
≪普段の食事で多く含まれるもの≫いちご、レモン、キウイ、じゃがいも、ブロッコリー
ビタミンE
細胞の酸化を防ぐ働き。
血液の流れを良くし、たまった疲労物質を運び去るのを助ける働き。
≪普段の食事で多く含まれるもの≫アーモンド、大豆油、うなぎ
ビタミンB・Cについては、ストレスがかかった状態ではより多く消耗します。
ですので、ストレス時においてはより積極的に摂取してあげる必要があります。
いかがでしょうか?
「疲れ」「だるさ」を感じていない人はほとんどいないと思います。
感じるのが当たり前であれば、それへの対応を事前に理解しておくことで、
「未然防止」「早期解消」
が可能になります。
是非、実践してみてください。
それでは、本日は以上。
※このブログはすべて私個人の見解です。