サプリメントについて②
今回は前回に引き続き「サプリメント」についてです。
前回で、「サプリメント」は普段の食事では足りない「栄養を補うため」に利用することを説明しました。
今回はもう一つの理由として
「今後、発症する恐れのある体の不調へのリスク低減及びその緩和」
を説明します。
この理由はあまり意識されている方は少ないかもしれませんが、現在の生活習慣や加齢に伴いさまざまな体の不調が起こる可能性は誰にでもあります。
例えば、40代以上の方は、下記の不調をほとんどの人は感じているのではないでしょうか?
・目の疲れ
・肩こり
・疲れ、だるさ
・腰痛
・肌荒れ、しみ(特に女性の場合)
・冷え(特に女性の場合)
では、上記の不調に対して何かしらの対策をしている人はいるでしょうか?
現状としてはそのまま放置されている人が多いと思います。
将来起こる可能性が高い場合は、あらかじめそのリスクを低減しておくことが正しい選択と思いますので、その事実を意識することが重要です。
これらの原因は、加齢及び生活習慣に依ることが多いと思いますので、まずは生活習慣の改善が一番にすべきこととなります。
そして、必要な栄養をサプリメントで補うことでリスク低減が可能になります。
例として、上記より2つほど説明します。
「目の疲れ」の場合
生活習慣の改善
コロナ禍のテレワークの影響でこれまで以上にパソコンと向き合う時間
が多くなっていると思います。
そこで、定期的にパソコンから離れる時間を作り目の休息時間を設けます。
必要な栄養(代表的なもの)
ビタミンA
網膜で光を感じる細胞の材料になります。
また、角膜の細胞を作り換え、角膜の表面を保護する粘液の成分にもなります。
網膜に存在する成分。網膜の神経を抑制することで網膜を守っています。
また、視神経や筋肉の緊張をほぐす作用があります。
「肩こり」の場合
生活習慣の改善
目の疲れと同様で、コロナ禍のテレワークの影響でこれまで以上にパソコンと向き合う時間
が多くなることにより、長時間同じ姿勢でいることが多くなっています。
また、運動不足による血流の低下もあります。
定期的に、椅子から離れ、首や肩を大きくゆっくり回して筋肉の緊張をほぐしてあげ、
血流をよくしてあげることも重要です。
必要な栄養(代表的なもの)
ビタミンE
末梢血管を広げ、全身の血流をよくする作用があります。
不足してしまうと、凝っている筋肉の血流がより悪化する可能性があります。
ビタミンB1
糖質を筋肉に必要なエネルギーに変える作用があります。
※「疲れ・だるさ」については、次回にその原因や対処法について詳しく説明したいと思います。
これらはあくまでも「リスクを低減」や「緩和」ができるだけであり、「治療」ができるわけではないことは十分に理解しておくことが必要です。
どうでしょうか?サプリメントを上手に利用することで、より健康な体に近づくことができます。
ただ、忘れて欲しくないことは、あくまで基本は、
「日常の食事や生活習慣が一番重要」
なことはこれから何回もお伝えするかと思います。
次回は上記の「疲れ・だるさ」についてです。
それでは、本日は以上。
※このブログはすべて私個人の見解です。
サプリメントについて①
今回は前回の「栄養」からの続きで「サプリメント」です。
足りない栄養を補うために「サプリメント」を利用することは前回説明しましたが
そもそも「サプリメント」とはなんでしょうか?
実は、日本では、「サプリメント」には「医薬品」のような法令的な定義はありません。
ですので、お米や野菜などと同じくサプリメントは法律上同じ「食品」となります。
サプリメントは食品衛生法による区分では、普段食事で摂っているお米や野菜と同じ
「食品」に区分されているのです。
ここで重要なのは、「サプリメント」は「食品」であることです。
多くの方が勘違いされている点はこの食品であることからと思っています。
以下に、よくある勘違いを列挙します。
1、サプリメントは安全である
→勘違いです。食品に分類されているため、国や医薬品メーカーが審査をしておるわけではなく、サプリメントと名をつけて、誰でもどんなものでも販売できます。
また、製造過程が不適切なために有害物や異物が混入したり、表示以上または表示以外の成分が含まれている可能性があります。
2、サプリメントは誰にでも有効である
→勘違いです。家族・友人が飲んでいて効果があるから自分もというのは間違いで、その人に
あった種類を選択する必要があります。
そして、年齢・性別・食事・生活習慣などで、各個人で最適な栄養の種類と量は異なります。
また、体調・季節・ストレスなどによって個人でもその時の必要量は変わります。
3、サプリメントはたくさん摂取するほど良い
→勘違いです。多く摂取したからといって、効果が増すわけではありません。
また、使いきれなかった成分を排出するために、かえって腎臓や肝臓に負担がかかる可能性もあります。
複数のサプリメントを利用する場合は、各栄養の合計量が上限を超えないように確認した方が良いですね。
以上のような勘違いをしないで、利用すれば「サプリメント」は非常に有用な「食品」です。
それでは、どのように利用するのが良いでしょうか?
それは以下となります。
普段の食事で摂取している栄養を意識し、
その中で自分に不足している栄養を知り、
そこを充足できない部分を補うために、
サプリメントを利用する。
利用するサプリメントは品質が十分保証されている製品を選び、かつ正確な摂取方法で使用することが望まれます。
以上が、食事で足りない栄養を補うために「サプリメント」を利用する際に、覚えておいてもらいたいことでした。
しかし、実は「サプリメント」にはもう一つの利用法があります。
それにつきましては、また次回で説明します。
それでは、本日は以上。
※このブログはすべて私個人の見解です。
栄養について
今回は以前に書いたまま途中となってしまった「食事」についてです。
※以前は「食事」としていますが、これは「栄養」のことになるので今後は
「栄養」で統一します。
私たちは毎日何かしらのものを食べたり飲んだりしていますが、その目的は何か?
それは
「体内に必要な栄養を摂取し、健康を維持・増進して病気にならない・負けない体作りのため」
と思います。
ですので、重要なことは「必要な栄養を摂取すること」なのです。
日々の食事の際に忘れがちなのはこの観点です。
あなたの食事は
「お腹を満たすための食事」
になっていませんか?
例えば、若い人に多く見られる、炭水化物中心の食事。
「カップラーメン+おにぎり」「パン+缶コーヒー」などですね。
これらの場合、確かにお腹はいっぱいになりますが、必要な栄養はほとんど取れていません。
上記の例に限らず、偏った食事になると
結果として、以下のような生活習慣病のリスクが高くなります。
カロリー過多:肥満、糖尿病、虚血性心疾患
塩分過多:高血圧、脳卒中
脂肪過多:肥満、脂質異常症、糖尿病、虚血性心疾患
ビタミン・ミネラル等の不足:骨粗しょう症、貧血
そのためにも、「普段自分が何を食べているか?」を意識することは非常に重要です。
(これについては、意識するのはなかなか難しいので毎食、スマホ等でできるだけ記録におさめておき、時間がある時に確認することをお勧めしております。)
ここで、問題となるのは、
「必要な栄養を摂取することでカロリー過多になる可能性がある」=「肥満につながる可能性がある」
ということです。
参考になる資料が下記にありましたので、是非参考に確認してみてください。
ただ、栄養をその通りに摂取することは非常に難しいです。
まずは、それらを含む食事を作る(探す)時間、お金(相当の種類が必要になるはずです)
そして、それらを全てをクリアーしたとしても大幅なカロリー過多になってしまう可能性があります。
せっかく、苦労して栄養を摂取しても、その結果が肥満になってしまっては本末転倒です。
そこで、検討して欲しい食品として
「サプリメント」
があります。
サプリメントを利用することで、カロリー過多になることもなく、手軽に1日の足りない栄養を摂取することが可能になります。
ただし、特定の栄養の過剰摂取は、体に負担がかかる場合もあります。
サプリメントに依存し、日常の食生活が疎かにならないようにすることも重要です。
次回は、上記の効果が期待できる「サプリメント」について説明します。
それでは、本日は以上。
※このブログはすべて私個人の見解です。
情報について
すっかり、前のブログから時間が経ってしまいました。
申し訳ございません。
期間中に自分自身のこれまでの知識を相当ブラッシュアップできましたので、
是非期待してください。
早速ですが、久々のブログのテーマは「情報」についてです。
この記事もそうですが、インターネットやSNSで多くの情報を手軽に入手できる時代となっています。
そこで、問題となると思うのはその「情報」の「真偽」についてです。
上記のメディアについては、発信元が個人の場合が多く、そのタイトルは非常に耳障りの良いフレーズを使用します。
よく見る
「○○で病気が治った!」とか「△△で症状が改善!」が代表例ですね。
これらの情報が本当ならば問題ないのですが、そうでない場合がほとんどです。
(これらは、全てが嘘というわけではなく、「治った人がいる」とか「改善した人がいる」
なら正しい表現と思います。ただ、キャッチとしては弱いのでこのような表現になるかと)
ですので、真偽については自分自身で判断し、その情報を入手する必要があります。
情報を一つずつ判断するのは、時間もかかるので、より早く簡単に判断できる方法を教えますので、是非参考にしてみてください。
それは、「情報の発信者を確認する」ことです。
確認することとしては、
「あなたが欲しいと思っている情報についての公的な資格を所持しているかどうか?」
まずはこれだけで十分です。
公的な資格を存在しない場合は、類似の資格がないかを確認してみてください。
これだけで、情報発信者の差別化はある程度可能になります。
もちろん、資格保持者でなくても有用な情報発信ができる人もいますが、その判断を
普通の人がすることは困難です。
ですので、まずはこの判断基準は是非覚えておいてください。
そして、その情報発信者が判断基準に合致するなら、その情報をまずは入手してみてもよいかと思います。
では、なぜそのようの判断基準で考えているかの理由を以下にて説明します。
それは
「その情報を発信している情報発信者自身の能力を判断する必要があるから」
ここでの能力は
「インプット能力」✖️「アウトプット能力」
(掛け算になるのがポイントです)
と考えます。
インプット能力は
地頭✖️その分野への適性✖️コスト
(掛け算になるのがポイントです)
1、地頭:単純に元々の頭の良さですが、これには、暗記力や理解力等本当に人によって差があります。ここに関しては、正直努力では埋められない点でもあります。
2、その分野への適性:どんな方でも、ある分野に関しては、スラスラ頭に入ってくるとか簡単にできてしまうとかはありませんか?暗記は苦手だけど、なぜかスポーツ選手の成績はよく覚えているとか、手先が器用でなんでも作れてしまうとか。これは、その分野への適性が高いので、他の人よりも結果を出しやすくなっています。
3、コスト:時間とお金です。時間をかければ、能力で劣っていたり、適性分野外であっても
追いつくことは可能です。また、習得するためには、学校に通ったり、本を買ったり、セミナーに参加したりとお金が必要です。このコストは一番努力すべきポイントと思います。
(ちなみに、「独学でマスター」と書いてある人でマスターできている人はほとんどいないなずです。なぜなら、独学でマスターできる人は、上記の1と2を満たし、かつ時間を相当かけている人だけなのでレアケースです。この文字の記載があった場合は、まず避けるのが無難な判断と思います。)
インプット能力の中でも、3は特に重要です。
資格を保持しているということは、少なくとも3のコストについては数値が高いと
考えられます。(1、2についてはその人自身を知らないことには判断が非常に困難です)
公的資格については、資格取得のために学校に通う必要があったり、なんといっても試験があるため水準以下の人は受かりませんので最低限のレベルは保証されます。
(学費が高い場合は、それだけ本気の人が集まりますし、合格率が低ければそれだけ合格者の
レベルはある程度担保されると考えられます、)
公的資格を所持しているかどうかは以上の理由(インプット能力が高いことが予想されること)により、情報の真偽の判断基準としては適していると思います。
もちろん、資格を所持しているだけなく、常に3のコスト(時間とお金)をかけ続けていくことも重要です。
アウトプット能力は、
自分以外の人に自分の伝えたいことを迅速かつ正確に伝えることができることです。
これに関しては、経験が全てになり、どのくらいその機会と時間を設けることができるか
なので努力すべきポイントと思います。
(もちろん、これに関しては最初から上手な方もなかにはいることも事実です。)
ただ、これはその人の好みの問題(言葉遣いやレイアウト等)もあるので、色々と探してみるのもよいかと思います。
これらの「インプット能力」と「アウトプット能力」を高い次元で備えた発信者の情報は特に有用と思います。
以上より、公的資格を所持しているということを最低の判断基準として、アウトプット能力が高い発信者の情報を入手していくのがまずは王道と思います。
(私自身は上記の判断基準により、他者からのインプット時間を短縮しております。)
ただ、忘れて欲しくないのは、最終的にその情報の取捨をするのは、自分自身であるということです。
どんな専門家であっても、自分以上の自分の専門家になることはできません。
自分の体、健康に興味を持ち、自分に必要な情報を入手し、それを実践していきましょう。
最後の最後まで、一緒にいてくれるのは自分の体です。
それでは、本日は以上。
※このブログはすべて私個人の見解です。
コロナウィルスについて
今回は予定を変えて「コロナウィルス」について考えてみます。
ここ2週間くらいで一気に緊張感が増してきました「コロナウィルス」
ですが、予想通り様々な情報が出回っております。
ここで皆さんに気をつけてほしいのは現状において(4月10日段階)
「これでコロナは治る」「コロナ対策はこれで!」
といったあたかもコロナウィルスに効くかのような商品に手をだしては
いけません。
このような状況下では間違いなく詐欺が横行します。
命に関わるものに関してはなぜか敷居が低くなり信じてしまいがちなので
本当に注意してください。
基本、エビデンスはないものは有効かどうかは判断はできないと
思ってください。
(この新型ウィルスにエビデンスのある治療がでるのはまだまだ時間が
かかると思いますが)
そうはいっても、不安な毎日を過ごすのはとても嫌なことですよね。
ただ、絶対にコロナウィルスに感染しない唯一の方法は存在します。
それは
「誰とも会わない!」
これしかありません。現実的であるかどうかは別にして人と会わなければ
感染することはありません。
しかし、誰とも会わないことにしますと判断してできる人はほどんどいないはずです。
ここからが考え方です。
①感染しないようにする
②感染しても重症化しないようにする
この2つのステップで考える必要があると思います。
①に関しては極力人との接触を避けるようにすることです。
上記しましたが、まったく人とあわないことは難しいのでできるだけ
会わないようにするとか会う際も距離を取るとかですね。
要は「3密」の徹底です。
ちなみに、これがわかっていれば先日の研修医による懇親会などはありえません。
(個人的に医者は個人のレベル差はかなりありますし、神様でも
ありませんので全面的には信用していません。なので、自分自身でも
正しい知識を身に着け判断できるようにすることが非常に重要なことだと
思っています)
そうはいっても①にも限界がありますので感染してしまうリスクはゼロでは
ありません。
そこで、重要なのは②ではないかと考えています。
いまのところ感染した人がで重症化している人は高齢者や基礎疾患を持っている場合が多いというデータになっています。
ここから、推測できるのは
高齢者=免疫力の低下
基礎疾患=健康問題
この2つに対処することで
感染→重症化→死亡
は避けることができる可能性は高くなるのではないでしょうか?
感染しても、治る人はたくさんいます。
その前提として、2つに対する対処法を考えることは重要です。
次回は免疫力について考えてみます。
※このブログはすべて私個人の見解です。
食事について①
今回は「食事」について考えてみます。
よく「食事」はバランスよくとりましょうと言われますが
推奨しております。
https://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/pdf/gaido-kihon.pdf
ただ、これは平成17年に策定されたものなので現状と見合わせてどうか
ということと年齢によっても推奨されるものは異なるべきことから
考えてみる必要があります。
食事の問題としては、しっかりコントロールしないと加齢とともに
肥満の原因となることです。
以前より食事の量は変わってないのに太り始めたという経験はありませんか?
(多くの人がそう感じていると思います。)
これは、実はすごく単純で今の年齢(含むライフスタイル)にしては食べ過ぎて
いることが原因です。
(太る仕組みについては、別の機会またに考えてみます)
ですので、最近太ってきたなと感じている人はまず食事について見直しを
する必要があるのです。
次回は、どのような「食事」が望ましいかを知るために
食事に含まれる栄養について考えてみます。
※このブログはすべて私個人の見解です。
筋力トレーニングについて②
今回も昨日に引き続き「筋トレ」について考えてみます。
前回、「筋トレ」は下半身のトレーニングが重要なこととその
方法としてスクワットを紹介しました。
今回は、下半身のトレーニングでもうひとつ「ふくらはぎ」
にトレーニングを紹介します。
「ふくらはぎ」は第2の心臓ともいわれます。
この意味はなんでしょう??
心臓は体全体に血液を送り出すポンプの役割をしています。
実は、この血液を送りだす役割を「ふくらはぎ」も行っているんです。
心臓から送り出された血液は全身にいきわたり、そこからまた心臓に戻ってきます。
ここで、下半身の血液の循環が問題となります。
これは重力の問題で、下から上に押し上げる必要があるからです。
(上から下は、極端な例でいえばそのままでも落ちていきますよね)
そこで、重要な役割を果たすのが「ふくらはぎ」なんです。
「ふくらはぎ」の筋肉はもう一度血液を心臓に押し上げてくれるポンプの機能
を果たしてくれるんです。
女性の「冷え」「むくみ」の原因のひとつとして血流の問題もありますが
これも筋肉が関係していると考えられます。
(筋肉量が多い、男性で「冷え」「むくみ」で悩まられる方は女性に比べ
圧倒的に少ないことはそのことと関係あると思います。)
このように、重要な機能を果たす「ふくらはぎ」
そのトレーニング方法を紹介します。
①足を肩幅に開き、つま先とひざの向きを同じにする
②直立姿勢から体を真上にあげるよう息をはきながらかかとをあげる
(つま先立ち)
③息を吸いながらかかとをおろす。
まずは10回×3セットを目標にしてみましょう。
できるようになったら負荷をあげてみます。
負荷の上げかたには3種類あります。
①回数を増やす 10回→15回など
②重さを増やす 両手にダンベルをもつ(最初はペットボトル500mlで十分です)
③時間を増やす かかとを下ろすのに5秒、あげるのに5秒など
これらで負荷をあげることにより効果的な筋トレとなります。
昨日をお伝えしましたが重要なのは正しいフォームで行うことです。
また、ふくらはぎを使っていることも意識してみてくださいね。
次回は「食事」について考えてみます。
※このブログはすべて私個人の見解です。