サプリメントについて①
今回は前回の「栄養」からの続きで「サプリメント」です。
足りない栄養を補うために「サプリメント」を利用することは前回説明しましたが
そもそも「サプリメント」とはなんでしょうか?
実は、日本では、「サプリメント」には「医薬品」のような法令的な定義はありません。
ですので、お米や野菜などと同じくサプリメントは法律上同じ「食品」となります。
サプリメントは食品衛生法による区分では、普段食事で摂っているお米や野菜と同じ
「食品」に区分されているのです。
ここで重要なのは、「サプリメント」は「食品」であることです。
多くの方が勘違いされている点はこの食品であることからと思っています。
以下に、よくある勘違いを列挙します。
1、サプリメントは安全である
→勘違いです。食品に分類されているため、国や医薬品メーカーが審査をしておるわけではなく、サプリメントと名をつけて、誰でもどんなものでも販売できます。
また、製造過程が不適切なために有害物や異物が混入したり、表示以上または表示以外の成分が含まれている可能性があります。
2、サプリメントは誰にでも有効である
→勘違いです。家族・友人が飲んでいて効果があるから自分もというのは間違いで、その人に
あった種類を選択する必要があります。
そして、年齢・性別・食事・生活習慣などで、各個人で最適な栄養の種類と量は異なります。
また、体調・季節・ストレスなどによって個人でもその時の必要量は変わります。
3、サプリメントはたくさん摂取するほど良い
→勘違いです。多く摂取したからといって、効果が増すわけではありません。
また、使いきれなかった成分を排出するために、かえって腎臓や肝臓に負担がかかる可能性もあります。
複数のサプリメントを利用する場合は、各栄養の合計量が上限を超えないように確認した方が良いですね。
以上のような勘違いをしないで、利用すれば「サプリメント」は非常に有用な「食品」です。
それでは、どのように利用するのが良いでしょうか?
それは以下となります。
普段の食事で摂取している栄養を意識し、
その中で自分に不足している栄養を知り、
そこを充足できない部分を補うために、
サプリメントを利用する。
利用するサプリメントは品質が十分保証されている製品を選び、かつ正確な摂取方法で使用することが望まれます。
以上が、食事で足りない栄養を補うために「サプリメント」を利用する際に、覚えておいてもらいたいことでした。
しかし、実は「サプリメント」にはもう一つの利用法があります。
それにつきましては、また次回で説明します。
それでは、本日は以上。
※このブログはすべて私個人の見解です。