体重と体脂肪について
今回は、みなさんが常に気にしている「何キロ落ちたか?」について
説明します。
今回、覚えてもらいたいことは
「落とすべきはあくまで体脂肪」
「日々の体重計の変化に一喜一憂しないこと」
です。
体重と体脂肪はなんとなく違いがわかるはずなのに、
なぜか「今日の朝に測ったら、2キロ増えてた。がっかり」
こんな経験ないですか?
これは、「体重」と「体脂肪」を混同していることから起きる勘違いです。
以下を覚えてください。
「体重は瞬間的に増える、体脂肪は減るのには時間がかかる」
極論で言えば、今、水を1リットル飲めば体重は1キロ増えます。
(正確には、多少の誤差はあります。)
しかし、体脂肪が増えることはありません。
この不等号を見たことがあるかと思います。
摂取カロリー>消費カロリー →体脂肪増える
摂取カロリー<消費カロリー →体脂肪減る
脂肪1キロは約7200カロリーで増減します。
(1ヶ月を30日にすると、1日約240カロリーが多いと増え、少ないと減ります。)
以上より、
摂取カロリー>消費カロリー →体脂肪増える
の条件を満たさない限り体脂肪として増えることはありません。
しかも、上記の例の2キロ増えるには、約14,400カロリーの差を1日で作るということです。
これはとてつもない大食いの人が寝ながら食べる以外では無理な数字になります。
「でも、実際に2キロ増えてるよ」
と思われる人もいるかと思いますが、
この原因は、ほとんど場合は以下だと思ってください。
1、水分
水分を取りすぎた、新陳代謝が悪い場合には、水分が通常より多くなっています。
このような場合には、その分の水分が体内に残っているので、体重として反映されます。
ただし、体外に排出されればもちろん元に戻ります。
2、前日の未消化分・便
前日の夜遅くに食べた、便秘(特に女性の場合)は、その分が体内に残っています。
この場合も、体重として反映されますが、上記と同様で排出されれば元に戻ります。
以上のように、体重に関していえば1日単位で大きく変動する可能性があります。
なので、日々に数字を気にすることなく1週間単位で見ることが重要です。
「先週に比べて目標数字をクリアしていればOK」
このような感覚で十分です。
体脂肪に関しては約7200カロリーという数字が示すように簡単に減るものではありません。
しかし、ダイエットにおいては非常に重要な要素です。
それではどのように、成果を実感するのが良いでしょうか?
そこで、お勧めしているのは、2〜3サイズ小さいパンツを買うことです。
これは、痩せてくるとウエスト周りにでますので、今まではけなかったものが少しずつ
はけるようになる過程がわかります。
これは、案外モチベーション上がります。少し、高いものを買っておけばよりモチベーションも上がると思いますよ。
でも、「体脂肪」がどのくらい減っているかは気になるますよね?
そこで、
「体脂肪」を把握するために、「体組成計」が重要な役割を果たします。
次回は、この「体組成計」についてです。
それでは、本日は以上。
※このブログはすべて私個人の見解です。