心の健康について②
今回は「心の健康」の中でも家族関係においてストレスを受けるケースについてです。
まずは、家族とはいっても他人になるので人間関係の問題が発生します。
(夫婦間、親子間、嫁姑間など)
生活の多くの時間を共にする家族との人間関係がストレスの原因になると、逃げ場がなくなるため、ストレスはより大きくなることが予想されます。
家族関係でのストレスを考える場合に、心理学の「エゴグラム」という分析方法が有効ですので紹介します。
この分析方法では、私たち一人一人の中に、性格の異なる特徴的な「5人の私」が存在すると
考えます。
私たちは、この「5人の私」を無意識のうちに使い分けており、人と接する時には、そのうちの誰かが表に現れていると考えます。
5人の私は以下の分類で考えます。
口グセは「〜すべき」「〜しなければいけない」「私の意見は〜です」など
口グセは「大変でしたね」「頑張りましたね」「つらかったでしょう」など
口グセは「問題点は何ですか?」「今は何をするのが賢明でしょうか」など
口グセは「すごい」「うれしい」「きれい」「きらい」「いやだ」など
口グセは
「私が悪い」「どう思う?」「どちらでもいい」「私なんか」など
以上を念頭に置きながら、まずはストレスを感じる相手とコミュニケーションをとっているときに、自分と相手がそれぞれ「5人の私」のどの私として振る舞っているのか考えてみましょう。
ストレスを感じる関係の場合は、この「5人の私」が常にお互いに同じ状態であることが考えられます。
ですので、ここで違う私として接してみることで関係性が良くなるケースもあります。
相手、シチュエーションによって「5人の私」を使い分けてみることを是非意識してみてください。
次回は、「心の健康」の家族関係におけるもう一つのストレス要因について考えてみます。
※このブログはすべて私個人の見解です。
心の健康について①
今回は「心の健康」についてです。
心の健康はどのような場合に、問題となるのでしょうか?
これは、精神面にストレスを感じている場合に問題が生じます。
この精神面のストレスついては2つに分けて考えるとわかりやすいと思います。
1つは、「会社関係」
もう1つは、「家庭関係」です。
今回は、このうち「会社関係」のストレスについて考えます。
会社関係にストレスについては以下が考えられます。
①人間関係
②給与
③仕事の質・量
今回は①の人間関係でのストレスについて考えましょう。
職場での人間関係は大きく3つのポジションで考えてみます。
1、トップ層
→この層については、人事権もあるので人間関係のストレスはあまり感じることはないかと思
うかもしれませんが、実は「部下が思ったように動いてくれない」といったものがあります。
ただし、この層については業績に関わることが一番のストレスになると思います。
2、ミドル層
→いわゆる「中間管理職」です。
中間管理職は、自身も管理職でありながら、さらに上に管理職がいて部下でもある立場です。
この層が一番「精神的ストレス」を感じているのではないでしょうか?
原因として
・上司と部下の板挟みになる
・目標数値やノルマに追われる
・部下が思うように動かない
といったところでしょうか。
3、ボトム層
この層については、上司だけでなく、同僚との人間関係にストレスを感じるかと思います
ただ、この層については、社歴が短いことから人間関係だけでなく仕事の質・量についても
ストレスを感じるかと思います。
以上のように、みなさんが社内で置かれているポジションごとで人間関係による
精神的ストレスを受ける可能性があります。
ここで重要なことは
自分がストレスを受けていると感じることです。
人間はずっと同じ環境にいるとそれが当たり前になり本人が気づかない場合が
多いからです。
そこで、下記のような症状を感じたら要注意です。
1、全身症状
→疲れやすい、体がだるい、やる気がでないなど
2、筋肉系症状
→肩・首がこるなど
3、感覚器系症状
→目が疲れる、めまいがするなど
4、睡眠症状
→寝つきが悪い、眠りが浅いなど
5、循環器症状
→心臓がドキドキする、胸が痛くなるなど
6、消化器系
→食欲不振、下痢・便秘など
以上のような症状を感じたら、精神的ストレスを受けている可能性がありますので
その原因を考えてみる必要があります。
そのためには、いったん思い切って仕事を休んでリフレッシュしてみたり、
自分だけで考えずに、家族や友人、専門家に相談してみることで判明する場合もあります。
そして、原因がわかった場合には、自分自身で対応可能か、第三者の協力が必要かを判断し改善していくことが必要です。
まずは、下記のストレスチェックは数分で簡易的にできますので、
定期的に行うと自分自身で気づくきっかけとなるかと思います。
今回は、職場でのポジションで分類してみましたが、これらに加え性別・年齢によっても
変わってくることは忘れてはいけません。
いずれにせよ、多くの人と接することが必要な会社では(社内はもちろん社外の付き合いもあります)精神的ストレスを受ける可能性は非常に高いことは覚えておいてください。
次回は、「家庭関係」における「心の健康」についてです。
※このブログはすべて私個人の見解です。
本年もよろしくお願いいたします。
2022年度に関しましては、より「健康」を追求していこうと思っております。
これまでは、体(肉体面)の健康をメインに情報をお伝えしましたが
これからは心(精神面)の健康についてもフォーカスを当てていきます。
次回は早速、「心の健康」をテーマにお伝えします。
セルフメディケーションについて
今回は、最近注目されている「セルフメディケーション」についてです。
「聞いたことはあるけどなんだろう?」
という人も多いのではないでしょうか?
は、世界保険機関(WHO)で以下に定義されています。
「自分自身の健康に責任を持ち、軽度な身体の不調は自分で手当てすること」
また、セルフメディケーションの効果は以下になります。
・健康管理の習慣が身につく
・医療や薬の知識が身につく
・疾患により、医療機関で受診する手間と時間が省かれる
・通院が減ることで、国民医療費の増加を防ぐ
セルフメディケーションのためには、自分の健康は自分で守ることを意識し、積極的に健康管理に関わることが大切です、
普段から適度な運動・栄養バランスの良い食事・質の良い睡眠を確保し、元々備えている自然治癒力を高めておく必要があります。
ただ、健康に気をつけていても日常生活において、軽い怪我や風邪などの体調不良を起こすことは十分にあり得ます。
そんな時は、市販されている医薬品を上手に利用し、自分で手当をするセルフメディケーションが役立ちます。
- 具体的には
- ・風邪をひいた時に、風邪薬をのむ
- ・久しぶりに運動して筋肉痛の時に、湿布を貼る
- といったものです。
- 病気や薬についての情報は、インターネットからも得ることができますが、大切なこととして決して自己判断をせずに、薬の専門家(薬剤師・医薬品登録販売者)に相談したり、質問したりすることがあります。
- 薬によっては、重複作用による悪影響や、飲み合わせによる副作用が起こる可能性があります。それを防ぐためにも、信頼できる薬の専門家を決めておくと良いかと思います。
このセルフメディケーションを国民一人一人が実施すると医療費の削減効果が大きいことから、国もセルフメディケーションを推進しています。
現在は、スイッチOTC医薬品(医療用医薬品において使用されていた有効成分を一般医薬品において初めて配合したもの)を購入した際に、その購入費用について所得控除を受けることができるセルフメディケーション税制(医療費控除の特例)があります。
具体的には、下記の条件を満たせば、医療費控除と同じく、確定申告をすると、
所得税の一部が還付される、翌年度の住民税の負担が少し軽くなるなどのメリットがあります。
1.所得税・住民税を納めている
2.健康維持増進等に関する以下の取り組みを行う。
特定健康診査、予防接種、定期健康診断、健康診断、がん検診
3.対象となるOTC医薬品を1世帯当たり1年間に12,000円を超えて購入
(ただし、控除限度額88,000円)
※ 1〜3をすべて満たすことが条件となる。
対象商品になる商品かどうかは、下記のマークの有無で確認できます。
ただし、このマークは掲載が義務化されているわけではないので、マークがついてなくても
対象となるOTC医薬品もあるので店頭で確認してみましょう。
また、購入した際に発行されるレシートにも、対象のOTC医薬品であることが記載されます。
明細が出力されるレジシステムであれば自動的に記載されますし、
そうでない場合には領収書に手書きで記載されます。
レシートや領収書は確定申告に際に必要ですので、必ず保管しておきましょう。
いかがでしょうか?
なんとなくは理解できたかと思います。
自己負担減という金銭的メリットもある、「セルフメディケーション」
みなさんも是非始めてみましょう。
また、下記コースで「セルフメディケーション」を学ぶことができますので
興味がある方は受講されることをお勧めします。
それでは、本日は以上。
※このブログはすべて私個人の見解です。
ゼロカロリーについて
今回はダイエットの時に一度は目にしたことがあると思われる
「ゼロカロリー」の商品についてです。
「ゼロカロリー」のイメージとしては
・食べても太らない!
だと思います。
これに関しては、実は表記の問題があります。
具体的に説明すると、食品・飲料は100g当たり5kcal未満であれば
「ゼロカロリー」と表記してもよいこととなっています。
つまり、ゼロカロリー食品をゼロカロリーと思いたくさん摂取すると、意外とカロリーを摂取している可能性があるのです。
ゼロカロリーだと思い、たくさん食べてしまう人は要注意ですね。
また、ゼロカロリー食品に含まれている人工甘味料も太る原因となります。
人工甘味料は、糖の代わりに甘みのために使用されています。
今回を機会に糖質を摂取すると太りやすくなる仕組みを以下で説明します。
糖質を摂取
↓
インスリンが分泌(脂肪の合成を促進+脂肪の分解を抑制するホルモン)
↓
↓
グルコースはエネルギーとして使用+貯蔵用にグリコーゲンへと変化
↓
あまったグルコースが脂肪へと変化
このインスリンが分泌されることで、脂肪になる可能性が高くなるのです。
人工甘味料についても、インスリンが分泌されるので上記の仕組みが適用され、太る可能性がでてきます。
いかがでしょうか?
ゼロカロリー食品については、上記のことを理解した上で利用するとダイエットの心強い味方になりますが、知らないとかえって太ってしまう可能性がある怖い食品とも言えます、
今回は機会に是非覚えてください。
それでは、本日は以上。
※このブログはすべて私個人の見解です。
青汁について
今回は「青汁」についてです。
「青汁」というと「健康に良さそう」
というイメージが一般的かと思っていますが、
実は市販されている「青汁」は下記の2種類で分けて考える必要があることを知ってる人は少ないかと思います。
現在、市販されている青汁は製造方法の違いで
「エキス末タイプ」と「乾燥末タイプ」の2種類に分けることができます。
「エキス末タイプ」
大麦若葉のビタミン・ミネラル等の栄養素やサビ止め酵素と言われる「SOD酵素」を
スムーズに摂取することができます。
「乾燥末タイプ」
熱を加え乾燥させた葉を細かく粉砕する製法。
簡単な工程で製品化できるため、現在市販されているほとんどの青汁はこの乾燥末タイプです。
食物繊維の吸収という点では、優れていますが、ビタミン・ミネラル等の栄養素の吸収では
劣ります。
以上のような特徴があります。
青汁を「ビタミン・ミネラル」等の栄養素のために摂取する場合は
「エキス末タイプ」が望ましいことになります。
では、どちらのタイプを選ぶのが良いのでしょうか?
ほとんどの方が青汁を飲む理由は
「足りない野菜を補う」=「足りない栄養素を補う」
と思うので
「エキス末タイプ」の一択といって問題ないかと思います。
また、この両者に決定的に違う点があるのですが、
「価格」
です。
基本的には「エキス末タイプ」の方が高額になります。
これは、製造過程の手間を考えば理解できるかと思います。
ただ、青汁を飲む目的を考えた場合には少々割高でも
「エキス末タイプ」を選んでください。
それでは、本日は以上。
※このブログはすべて私個人の見解です。
1日2食のススメ
今回は、日常生活における「1日2食のススメ」についてです。
1日2食というとそれで大丈夫かと質問されることがよくあります。
結論からいうとほとんどの人は大丈夫です。
以前にもお伝えしましたが、食事はお腹を満たすためではなく、
必要な栄養を摂取するためのものです。
3食にすることで、それだけ多く食べることができるので、
栄養を多く取る必要がある人は、3食で問題ないと思いますが、
ほとんどの人はそこまで必要ありません。
コロナ禍において、在宅ワークが増えた人などはますます必要なく、これまでと
同じ食事の取り方をしていると間違いなく太ります。
出産を控えている人、成長期にある子供、体を動かすことを職業としている人
以上に該当する場合は、3食でも問題ないですが、それ以外の人は
1日2食をお勧めします。
次に、その2食はどのタイミンングが良いかですが
お勧めしているのは
昼食+夕食のパターンです。
朝食を取らない理由は以下です。
夕食は家族ととる場合や、仕事で必要ある場合があり、ルーチンとして朝食を取らないことを選択することが難しいこと
内臓を休めるためといった体の機能的な面で朝食を抜くことをすすめる人もいますが、
継続するためには、自分の生活リズムと合わせることができるかが一番重要です。
体にとって良いと思っても、家族や会社とのことを考えるとなかなか難しくなるのが
現実ではないでしょうか?
朝食に関しては、ほとんどの人が自分の意思のみで決めることができます。
是非、「朝食抜きの1日2食生活」を実践してみてください。
とはいっても、最初はなかなか慣れずに難しいかもしれませんし、
何も食べないと体調が悪くなるという人もいるかと思います。
そのような人には、朝に「青汁」を勧めています。
「青汁!?」
と思われる人いるかもしれません。
実は、多くの人が「青汁」のことを本当に理解していないのです。
次回はこの「青汁」についてです。
それでは、本日は以上。
※このブログはすべて私個人の見解です。